桜をみてきました!

幼稚園のすぐそばを流れる神山川の土手に、桜が満開となり、反松公園まで淡くてやさしいピンク色の花道を作っています。

年中と年長の子どもたちが、仲良く手をつないでお花を見に出掛けてきました!

実は、このお散歩に出掛けるまでには、物語がありました。

散歩を予定していた日、出掛ける直前に空が暗い雲に覆われ、ポツリ・・ポツリ・・と雨が・・お散歩は延期になりました。

『てるてるぼうず作らなかったからじゃない~?』と男の子の提案で、てるてる坊主をひとつ作りました。“明日は行けますように・・”と神様にお祈りもしました。

青空を願っていた次の日は、朝から雨が今にも降り出しそうでした。帽子を被って、さぁ行こうとしたその時・・心配は的中して雨が降ってきてしまいました。

『てるてる坊主ひとつじゃ足りなかったからじゃない~?』との声で、2つ目のてるてる坊主を作って、パワーを借りることにしました。

そして“3度目の正直”で、みんなの祈りとてるてる坊主の力を借りて(?)澄み渡る青空の下、お散歩に行けることとなりました!

風はちょっぴり冷たかったですが、やっと出掛ける喜びで心も体も弾む子どもたちでした。

先生から、道路を歩くお約束をしっかり聞いてさぁ、出発!

年長さんが年中さんの手をギュッと握って歩く様子は、とても頼もしいものでした。

河川敷の桜は空の青さと桜のピンク色のコントラストがとてもきれいでした。

木々が連なり桜が重なっている所では、『トンネルだ~!!』と見上げながら歩きました。

時折、風が吹くと桜の花びらがひらりと舞う様子には『雪みたい!』「さくらの雨だ!!」と目を輝かせながら見ていました。

足元は風で舞い落ちた花びらで、ピンクの絨毯となっていました。

『お家に持って帰りたい!!』と花びらを一つひとつ拾っては、ポケットにそっとしまったり、落とさないようにギュッと握って持って帰りました。

中には、真剣な顔で花びらをじっと見つめ、考えている子もいました。

入園・進級したばかりで、今回はお留守番をした年少さん。

年長の女の子が「これはあかぐみさんに!」と、行けなかった思いを気づかって、お土産の花びらを拾い集めていた優しい気持ちに心が温かくなりました。

目で見て、触って、思って、春の心地よさを体いっぱいに感じることができました。

またお出かけしましょうね!