“日本最大級のツツジの名所”とされている気仙沼の徳仙丈山。
“見ごろのツツジを見てこよう!!”と、クラスごとに日にちを分け幼稚園バスに乗り、園外保育へ出かけてきました
トップバッターは青組の子どもたち。久しぶりのお出かけに気持ちは高まっていました。
山へ向かう道中、車内では、『藤の花があった!!』『川があった!』と窓の景色を口々に言い、『え!!どこどこ?』『あ!!あった!!』と探したり、
『あ、田んぼだ!!お米植えたんだね』『幼稚園のよりもおおきいね』『あそこでやってる人がいる』『がんばって!!』と車中は賑やかでした。
そして『風車があるよ!!!!』と大発見!山のふもとにある風力発電の風車をみて、気持ちは最高潮!!
山道の入り口に到着し、バスを降りて山登りスタート!天候に恵まれて、気持ちの良い風の中、山登りの方も大勢いましたので、マスクを着用し、こまめな休息をとりながら歩きました。
始めに “エリザベス”と呼ばれる、ツツジの女王様を目指します。
ずんずんリズムよく登っていくさすが年長さん。
ちょっと走り出す子もいるくらい、パワー全開な子どもたちです!
登山道の両側には、赤やピンク、オレンジ色のツツジの花が満開に咲いていました。
登った高さによって、花の色が違うことに気づいたお友だちがいて、色の変化を楽しみながら歩きました。
『あ、カエル!』『この花きれい』『お土産にしたい』と足元や方々に目を向けて歩いていました。
山の上から降りてくる方や登っていく方々に、『こんにちは!!』と元気な挨拶をする子どもたち。
『どこの幼稚園?』『あいこうようちえんです!』と答えると、『元気でいいね』『がんばってね』と励ましてもらいました。
『ぼくせんせいの背中をおしてあげるね!!』と、先生の腰元を押してくれた男の子。その姿を見ていた2人の男の子も『ぼくも手伝う!!』『よいしょ!よいしょ!』と電車のように繋がります。
最初の目的地に到着!『疲れた~~』と話す、子ども達の目の前にはエリザベスが!歩きながら見てきたツツジのおよそ10倍の、まさに“女王”なツツジを『大きいね~~!』と見入りながら記念撮影をしました。
水分補給もして、第一展望台を目指します。
展望台“あずま屋”が見えると疲れも吹き飛ぶ子どもたち。『あと少し♬あと少し♬』声を弾ませ、さっきより大きな歩幅で歩きます。
展望台へ到着!グループごとに展望台へ上がって景色を眺めました。
満開のツツジが展望台を囲む光景はまるでカーペットのよう。
子ども達も『うわぁぁ!!初めてみた』『お母さんにもみせたい』『あ、海見える!』
ツツジの花の色と遠くに臨む気仙沼湾と青空の鮮やかなコントラストに目が奪われました。
空を飛行するヘリコプターにも『わ~~~!!』と両手を振りながら飛び上がるように嬉しかった子どもたちでした。
帰り道は、頭の上を低いツツジが囲む道を通りました。 “となりのトトロ”の映画に出てきそうな木のトンネルです。
子どもたちは、かきわけながらわくわく気分でトンネルを進みます。
下りの山道は、石がゴロゴロしていて滑りやすかったのですが『帰りは楽ちん楽ち~ん♬』と、歩けました(*^^*)
最後は広場で遊びました。虫探しや、花を摘んだり、地面に寝転んでみたり。
山の自然を五感で感じ、陽の温かさや風の気持ちよさを体に受けて、のんびり過ごしました。『おなかすいた~~!!!』と時計を見るともうお昼、あっという間に幼稚園へ帰る時間になりました。バスに乗り、『ありがとう!』『またね~~!!』と山と、来ていたお客さんへ手を振りました。
『たのしかったね!!』『おはなきれいだった!!』と興奮は冷め切らず、『もっとあそびたかったな~~』と名残惜しむ子もいました。
園に戻ったお腹を空かせた子どもたちの給食の食べっぷりは勿論、いつもより素晴らしかったです!一生懸命歩いて、みんなよくがんばりました(*^-^*)
次の日、園外保育での楽しかったことや、印象に残ったことを大きな画用紙にクレヨンと絵の具で描きました。
楽しい笑顔ときれいだったお山の光景が上手に描かれていました。